『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』の秘密
みなさんこんにちは。きょーすけです。教員として働き始めてから約4ヶ月(初めの2ヶ月は休校)。そろそろ疲れも溜まってきましたがもう少しで夏休み。一息つけますので一緒に頑張っていきましょう😁
本記事ではフィンランド人はなぜ仕事の時間が短いのかについてお話ししていこうと思います。
私自身留学していたので分かるのですが、フィンランド人はとにかく帰るのが早い!留学中、小学校でフィールドワークを行っていました。フィンランドの先生の業務分析をして、日本の先生との比較を試みたのです。フィールドワークが始まって初日。愕然としました。調査をさせていただいていたその先生は、自身の授業が終了し、生徒が帰宅した10分後には退勤をしていたのです笑。退勤時間は13:10頃。しかも彼はその学校の副校長!笑。
このようにフィンランドの教員は4時どころか、もっと早く仕事を終えて帰るのです。当時、日本の教師事情しか知らなかった私は衝撃を受けました。
そして、この本を読んで分かったのは、勤務時間が短いのは教員だけではなく、フィンランド全体でそういった傾向があるようです。
本の中に書いてあるフィンランドでの仕事事情をいくつか抜粋しますと
- 有給消化率ほぼ100%
- 残業を行う場合は上司の許可が必要
- 就労時間の半分は上司と相談の上、場所を相談の上自由に決められる
- 73%の就労者が4週間連続の有給休暇を取得する
とまあ日本人からすると羨ましいほどのホワイト企業っぷりだ。
それでは、私が読んで感じたこの本から導けるフィンランド人の仕事時間が短い理由がこちらです。
フィンランドはその欲求を正直に他の人とオープンに語ることが許され、その分、相手の欲求も許容する寛容さがある。
日本人は他人に迷惑をかけないように、と育てられます。
逆にフィンランド人には他人に迷惑をかけることもあるから、私もあなたをサポートするよ。こんな考えがあるのではないでしょうか。
フィンランド人の中にこの楽観さが、相互寛容の意識があることで、社会全体でその意識ができているのかもしれません。改めてステキな国、フィンランド。
上記に書いたこと以外にも、著者のフィンランドでのエピソードがふんだんに盛り込まれとても読み応えのある本となっていました。ぜひお手にとってみてください。
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