たむきょーのフィンランド留学記🇫🇮(その後)

学生時代フィンランドへ留学していました。将来はフィンランドの大学院へ進学し、博士を取りたい。 フィンランド教育×教員の多忙問題×英語教育を記事にします。教員をしながらBetterEducation@群馬にてワークショップ活動を行っています。

絶対に譲れない

こんにちは。Reducatorです🇫🇮

新学期となり今年は科目等履修生として大学で勉強します。フィンランドで研究させていただいたことを論文にしてるとこです。これが忙しくて、教採の勉強もあまりできないわ、ブログも書けないわで…

 

時間の使い方考える必要ありですね。

 

先日友人と飲んでて話は部活動に。

彼は野球部出身で部活の吸いも甘いも経験。

 

現行の部活動の不満をいうと彼は

「お前が教員になったら子供が可哀想だな。」

「嫌なら他の仕事選べばええやん。」

 

…その通り。彼の言っていることは正しい。

お酒の場ですのでアカデミックな話に入るのは自己規制し、この話はそこで終了。

 

僕は彼の意見に納得しました。が、僕は「教員だからそれは仕方ないかぁ〜」にはなれない理由があります。

 

それは僕がnoblesse oblige 「貴族の義務」を有しているからです。

 

noblesse obligeについての過去の記事ははこちらです。

 

noblesse oblige、つまり僕には「社会にポジティブな影響」を与える義務があると考えています。

目の前の子供達のために自分を犠牲にすることはもしかしたら尊いかもしれません。

 

しかし10年後、20年後と長いスパンで考えた時その自己犠牲は質の高い教育に寄与するとは思えません。

 

現に各都道府県で教員が不足しています。

とある国立教育大では教員採用試験を2人しか受けない。なんてことも起きています。

 

教員が安心して働ける状態がまずは必要。そうすれば現在抱えている教育に関する問題が芋づる式に解決すると読んでいます。

教育の質を高めるのはそこからです。

有限性と実行可能性の両方を見なくてはいけない。

 

それを僕はやっていく義務があると考えています。

 

彼のいう通り「文句があるならやらなければいい」は的を得ています。個人の幸福の追求のためにはとても大事です。

 

でも、僕がやりたいのは「より良い教育の実現」です。問題点があるなら目を背けず変えていかなくてはいけないのです。

 

貴族としてより良い教育に携わりたいのです。

ここは絶対に譲れません。

 

でも彼はそんな僕の性格を知っているので応援してくれています。

 

お互いの意見を尊重できる関係って素敵ですよね。